防食マンホール鉄蓋

当社では、長年の研究と実績により高い防食性能を有する「防食溶射技術」をご提供します。
 

防食マンホール鉄蓋とは

マンホール鉄蓋に防食溶射を施し、様々な腐食環境での寿命延長を目的に開発された商品です。厳しい腐食環境でも、その防食性能によりマンホールを保護することができ、安全で長寿命のマンホール鉄蓋をご提供します。

マンホール鉄蓋の腐食

下水道に設置される鉄蓋の表面は環境汚染物質や海水にさらされ、裏面は温泉水や下水から発生する腐食性ガスが水滴に溶け込むことで、侵され、腐食してしまいます。
腐食した鉄蓋は、赤錆の発生とともに景観を損ね、強度が低下するため、事故に繋がる可能性が高くなります。また、鉄蓋と受枠の固着や、鉄蓋が浮き上がることによる走行車両の妨げ・ガタツキ騒音の原因にもなります。
 

錆により固着した鉄蓋

塩害による赤錆の発生

硫化水素による鉄蓋裏面の腐食

適用事例

防食溶射鉄蓋は、その高い防食性能を認められ、各地方自治体で採用されています。

設置例

沿岸地域の道路の鉄蓋は、海水による腐食(塩害)の影響が酷いため、塗装のみの仕様では早期に錆が発生し、鉄蓋と受枠が固着することでマンホールの開閉が困難になるケースも見られます。

海岸沿いのマンホール

設置前の防食溶射鉄蓋の外観

●通常塗装鉄蓋と防食溶射鉄蓋の比較

 通常塗装鉄蓋:設置後数年

全面に赤錆が発生し鉄蓋と受枠が固着

腐食により鉄蓋表面のデザインが損傷

 防食溶射鉄蓋:設置後6年

赤錆は確認されずデザインも維持

裏面にも赤錆は確認されず受枠との固着も無し

同一箇所に設置した弊社の防食溶射鉄蓋は設置後6年を経過しても、表面・裏面ともに赤錆は見られず、受枠との固着も発生しておりません。

※表面の金属光沢は、車両通行により黒色塗装が落ち、下地の防食コーティング面によるものです。