
表面処理分野
ファインセラミックス・バサルト
吉川工業ではアルミナ・窒化珪素・バサルト等の各種セラミックス材料を金属表面に接合する表面処理(ライニング)を行っております。幅広いライニング方法と業界30年を超える確かな技術で、耐摩耗ソリューションをご提案いたします。
材料
ファインセラミックス
アルミナ
ファインセラミックスで代表的な材質はアルミナ(AL203)です。酸やアルカリに影響されにくく、耐摩耗性・耐熱性に優れ、機械的強度のバランスが良いのが特長です。
比較的安価で、産業分野で多くの実績を持っています。当社では、純度の高いアルミナを揃えております。
窒化珪素
アルミナよりも更に強度や耐摩耗性に優れており、高温下における強靭性や耐熱衝撃性にも優れているハイグレードな材料です。
バサルト
シリカ・アルミナ等からなる天然素材の玄武岩を溶融して作られた材料。耐摩耗性・耐食性・耐熱性・滑り性に優れています。比較的安価であり、広範囲のライニング施工に適しています。また、セラミックスでは製作困難な大口径の配管を製作することも可能です。
弊社は、国内で唯一のバサルトライニングメーカーです。
接合方法
接合方法・特徵
ファインセラミックスと金属、セラミックスとバサルトなど、異種材料を接合させるため、当社では以下の加工方法を行っています。
接着接合 | エポキシ樹脂系やシリコン系などの接着剤を用いて接合。安価で汎用的な接合方法。 |
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ゴム加硫接合 | ゴムとセラミックスを加硫して接合。ゴムの作用によりセラミックスへの衝撃の緩和が可能。 |
スタッド溶接接合 | 弊社の特徴的な接合方法。スタッド溶接による機械的接合で接合力が強く、母材への熱影響も少ない。高温環境下でも使用可能。 |
溶接留め接合 | 孔付セラミックスと金具を用いて、金具を金属母材へ栓溶接で接合。高温環境下でも使用可能。 |
モルタル接合 | セラミックスやバサルトと金属母材の間に、各種モルタルを流し込み接合する方法。 |
施工技術
大・小・異型など、豊富に取りそろえた各種材料と長年の経験で培った施工技術を駆使して、曲面や立体形状等、難易度の高いライニングも実現可能です。
産業全般
ゴムセラライナー
セラミックスと母材を加硫接合します。ゴムを接着させることで、セラミックスへの強い衝撃を緩和することができます。塊体・粉体輸送のシュート、ホッパー等へ適用できます。
セラミックス配管
セラミックススリーブをモルタル接合したり、セラミックスチップを接着接合したりすることにより、配管内面の耐摩耗性を向上させます。粉体やスラリーの搬送配管へ適用も可能です。
表面処理・保全事業部 |
セラミックス・バサルト工場 東京営業所 |