高所作業用の安全帯フック着脱確認システムを発売

2022.03.15

 吉川工業は、高所作業時に着用が義務付けられているフルハーネスの安全フック未使用を警告する「安全帯フック着脱確認システム」を3月18日に発売します。当該製品は業界で初めて※1市販の安全帯に検知機を取り付けられる汎用的な機構で、既存装備はそのままに低コストで導入可能です。また、作業者の墜落制止用器具使用状況の管理が必要となる現場監督者にとって、目が届きにくい高所作業での安全対策漏れ防止の強化に寄与します。

※1 安全帯フック使用監視システム機器(2022年2月28日自社調べ)

安全帯フック着脱確認システムの開発に至る背景
 建設業界における最も多い死亡事故の原因は、墜落や転落とされています※2。これを受けて、建設工事や設備工事等で高さ6.75メートルを超える場所での作業を対象に、厚生労働省は墜落等の労働安全を規定する政令等を改正※3し2022年1月に完全施行。同政令は、事業者に対する適正な安全帯の使用義務の他、作業主任者等による安全帯の使用状況の監視や機能の点検等の義務が課せられています。また、少子高齢化による作業者不足が顕在化し、安全で働きやすい作業場づくりと省人化に寄与するDXが求められています。

 ※2 厚生労働省「令和2年労働災害発生状況」
 ※3 労働安全衛生法施行令及び労働安全衛生規則

安全帯フック着脱確認システムの特長
業界初、既存の安全帯フックにそのまま取付可能
安全帯フック未使用を検知して警報を発する
(安全帯フックがフックホルダーに装着されたまま状態を“未使用”として検知)
離れた位置からでも、高所作業者の安全フック使用有無が分かる

安全帯フック着脱確認システムの概要
【検出方式】
電磁波で複数のICタグ情報を自動認識する技術(RFID)を応用。指定エリア内で安全帯タグが安全帯フック(磁力)の有無を検知することで使用状況を判定。
【構成機器】
エリア検知機、安全タグ、アンテナ、警告灯 ほか
【電源】
エリア検知機[AC 100V(ACアダプタ使用)]
安全タグ[コイン電池(CR2032)]
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