創業から引き継がれる「吉川工業グループのSDGs」

2021.01.13

 今から100年前、吉川工業は日本の近代化を象徴する官営八幡製鉄所の下で、鉄のリサイクル事業から創業させていただきました。リサイクルという、この使命をとおして微力ではございますが、地球環境保全の一翼を担ってきたと自負しております。
 また、近年では、日本初のシュレッダーレス方式での使用済み自動車(ELV)のリサイクル方法を開発し、1999年に福岡県北九州市に「西日本オートリサイクル株式会社(WARC)」を設立しました。さらに、2004年には千葉県富津市に「東日本資源リサイクル株式会社」を立ち上げて操業をスタート。その後もELVのリサイクル化をさらに高度化させるなど環境保全に努めてまいりました。
 当社並びに当社グループはこの様な活動によって、CO2換算では年間16,000トン以上の削減を実現させているほか、様々な効果でSDGsへの貢献を継続しています。
 SDGsは2015年の国連サミットで採択された持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。吉川工業グループはこれからも社会へ貢献し続ける企業として、SDGs達成へ向けたさまざまな活動を積極的に取り組みます。
 今回ご紹介するのは、WARCが手がけている福祉関連施設への材料無償提供によるエコバッグ制作への協力支援や学生向けスタディ・ツアーなどの活動です。スタディ・ツアーは、循環型社会構築の重要性やSDGsへの取り組みなどの講演のほか、工場見学を通してELVリサイクルを実感してもらう「出前授業」です。これからもこのような地域の人材育成に貢献しながら、地道にSDGsの理念普及に努めてまいります。