日鉄ステンレス硬式野球部 都市対抗野球大会出場を目指して

2024.05.27

関連キーワード
#スポーツ  #野球  #アスリート

 日鉄ステンレス硬式野球部には光支店の3選手が所属し、各自業務に取り組みながら、社会人野球の二大大会である「都市対抗野球大会」「日本選手権大会」出場を目標に、日々練習に励んでいます。
 4月27日から5月2日にかけて開催されたJABA徳山大会では、光支店所属の高卒2年目、成長著しい武藤祐介投手が決勝戦に先発登板し、昨年の全日本クラブ野球選手権大会優勝のショウワコーポレーションを相手に1失点と好投し、大会二連覇に貢献するとともに最高殊勲選手に選ばれました。 
 連休明けに開催されたJABA九州大会は、優勝チームに日本選手権の出場権が与えられる大会のひとつです。大会には16チームが出場し、日鉄ステンレスはトヨタ自動車・SUBARU・ビッグ開発ベースボールクラブの4チームが入るDブロックの予選リーグをダイハツ九州スタジアム(大分県中津市)で戦い、決勝トーナメント進出への1枠を目指しました。
 5月8日の対戦相手、トヨタ自動車は2022年の日本選手権から2023年の都市対抗と2季連続優勝した社会人野球界屈指の強豪で、厳しい戦いが予想されました。日鉄ステンレスの2点先制から始まりましたが、満塁のピンチにエラーで追いつかれ、その後1点を追加され、試合は2対3のまま終了。スコア的には善戦ですが、反撃を許さないトヨタのしたたかな試合運びには凄みが感じられました。

2塁打でガッツポーズの田中捕手

力投する武藤投手

 5月9日のSUBARU戦では、光支店の3選手がそろい踏みし、武藤投手・田中捕手のバッテリーと山下内野手が先発出場しました。今年が公式戦デビューの武藤投手は、ひたむきな練習の積上げをうかがわせる投球内容で、課題であった変化球のコントロールが安定し、自慢のストレートを活かす投球ができていました。2ランホームランを出会い頭に浴びましたが、9回を10奪三振と好投しました。2対2でタイブレークに突入し、マウンドを譲りましたが、チームは11回に1点を奪って逃げ切り、3対2で勝利しました。 

生還する山下内野手

 5月10日のビッグ開発ベースボールクラブ戦では7対0で7回コールド勝ちを収め、日鉄ステンレスは予選リーグを2勝1敗と奮闘したものの、Dブロック2位でした。決勝トーナメントには3勝したトヨタ自動車が進出し、優勝を手にしました。 

 その後、5月18日の都市対抗野球大会山口県予選で、日鉄ステンレスは、岩国五橋クラブ、山口防府ベースボールクラブを相手に、7回コールドと快勝し、山口県周南市の津田恒実メモリアルスタジアムで開催の、都市対抗野球大会中国地区予選へと駒を進めました。 
 チーム力が底上げされ、特に今シーズンは投手陣が充実し、1992年以来の都市対抗野球大会出場が期待できます。初戦はシティライト岡山で、6月5日12時開始予定です。