車両と作業者の“激突撲滅”目指す 業界初IoT対応の作業者接近検知システム発売

2022.10.05

吉川工業は、業界初のIoT機能を搭載した車両や重機と作業者の接近を検知し双方に警報する最上位機種の作業者接近検知システム「Wアラート IoT」を10月19日に発売します。当該システムは接近時の警報に加えて、ヒヤリハットに関するデータも同時に収集、オンラインシステム上に表示することで、労働災害につながる傾向を見える化し、日報や週報といったレポート機能で日常的な「予防安全」活動を推進します。


作業者接近検知システム「Wアラート」について
当社は2007年以降、磁界とICタグを用いた検知技術(RFID)の開発を行い、2014年に製鉄所やプラント、建設現場向けに重機と作業者の接近を警告する作業者接近検知システムの販売・レンタルを開始し、累計7,000台以上を提供してきました。同システムは、カメラによる検知方式と異なり壁や柱などの死角に干渉されず、全方位で複数のICタグを検出可能で、過酷な屋外利用の需要に応える耐水性や耐振動性を実現しています。


作業者接近検知システム「Wアラート」による挟まれ・激突の事故抑止への貢献
2021年度の挟まれや激突による労働災害は年間15,000件以上発生し、その内、運搬車両や重機に起因する事故が多く報告されています。一方、作業場では車両への接近を禁じる規定の徹底や安全技術の導入など、絶えず効果的な安全対策が模索され続けています。当社の作業者接近検知システムは、過去に挟まれや激突の労働災害が発生したお客様においても、労働災害の発生はもとよりヒヤリハットの抑止にも効果を発揮し、挟まれ・激突の事故抑止策として好評を得てきました。       ※厚生労働省「労働災害統計」より


IoT機能搭載の作業者接近検知システム「Wアラート IoT」の特長

1.  ヒヤリハット時の状況の見える化
      車両・氏名・時刻・接近レベルなどをデータ化し、作業当事者だけでなく、管理者を
      含めて職場全体で機器情報を共有でき、予防安全の環境づくりに寄与します。
2.  日々の「予防安全」に寄与する日報や週報レポート機能
      現場管理者が手元の端末で、だれが・どこで・いつ接近を検知されたかをリアル
      タイムに知ることができ、レポート機能で日常的に現場の安全状況を把握できます。

 

IoT機能搭載の作業者接近検知システム「WアラートIoT」の概要

型式名    :YS-K-V050A
検出方式:電波及び磁界で複数のICタグ情報を自動認識する技術(RFID)を応用。検知した
                    情報を携帯無線電波でクラウドに送信し、オンラインシステム上で表示
構成機器:Wアラート検知機一式及びタグ、IoTデバイスボックス
外形寸法:IoTデバイスボックス  100×185×75 mm
                    Wアラート検知機           150×200×75mm(エリア半径3-8m)
                                                                230×300×86mm(エリア半径3-12m)
                    Wアラートタグ                46.2×77.2×15.9mm 
電  源:IoTデバイスボックス     DC12/24v
                    Wアラート検知機   DC12/24v
                    Wアラートタグ               コイン電池(CR2032)


【製品ページ】 作業者接近検知システム「Wアラート」


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