九州製鉄所殿スクラップリサイクル体制への貢献

八幡支店 生産室

難使用屑のリサイクル率を大幅に向上

 日本製鉄㈱九州製鉄所(八幡地区)殿は、Hic・電磁・軌条・SUSといった合金添加鋼や、Zn・Al・Sn・Niのめっき鋼板など多数の品種を製造しており、添加元素あるいはめっき材に含まれる微量元素の影響を受ける環境にあることから、各鋼種が混在する発生スクラップ(難使用屑)の製鋼リサイクルが困難でした。そこで、この問題を解決すべくスクラップ発生元の圧延工程および使用部門である製鋼工程との連携を図り、難使用屑の分別強化を推進しました。その結果、品質トラブルを起こすことなく、製鋼工程における難使用屑のリサイクル率を大幅に向上させることに成功しました。

 

社内外からの高い評価

 難使用屑の品質を担保しながら、新たなスクラップのリサイクル体制を構築したことにより、社内のみならず、九州製鉄所殿から感謝状をいただくなど、とりわけ高く評価していただいたことに、スクラップ一貫操業を担う事業所の一員として誇りに思います。

 

多くの苦労を越えさらなる向上へ

 体制構築のために実施された、定常作業と比べて細やかな同一ラインでの鋼種・形状ごとの選別回収、小ロット単位でのナイトン分析などは、対象職場の作業長・工長および現場オペレーターにとっては、大変な苦労だったと思います。約1年にも及ぶ活動により難使用屑のリサイクル体制を確立することができました。
 今後は各工程との協議を通して、一連の作業の平易化を図るとともに、担当が変わってもこの取り組みが継続できるような仕組みづくりを目指していきます。