EGRオフセットフィン金型の開発及び受注獲得

社長特命グループ

案件の概要

 ガソリン車用EGRクーラは、排気ガスの一部を吸気側へ再循環させ、燃費の向上を図る装置です。高耐食性で加工性に優れたステンレス鋼をプレス成型して使用しています。日鉄ステンレス㈱と岩手大学金型技術研究所の支援を受け、EGRクーラのプレス成形金型におけるスプリングバック特性と耐摩耗特性を把握し、大手自動車メーカ向けEGRクーラの成形金型を受注しました。

受賞の喜び

 現在当社で生産しているプレス製品は、モータコアがメインのため、主に電磁鋼板を使用していますが、新規市場開拓のため、ステンレス鋼のプレス加工の開発を考え、EGRクーラ用フィン金型の製作にトライしました。試作ではさまざまな問題が発生しましたが、無事量産にこぎつけられてとても嬉しく思います。今後もステンレス鋼のプレス加工について研究し、新たな製品開発を進めます。

苦労した点

 試作時は、考案した工法では刃物の摩耗が激しく、金型製作を辞退すべきではないかと悩んだこともありました。しかし、その後も継続して客先と検討を行い、結果として量産に向けた新しい工法のプレスラインの開発に成功しました。また、大学と共同で超硬材の耐摩耗特性のテストを行い、この工法に最適な超硬材を選定することができました。