
あらゆる素材を強く、そして美しく。
耐食、耐摩耗、耐熱、断熱、防錆など、納得の品質をご提供致します。
耐食、耐摩耗、耐熱、断熱、防錆など、実用面からはもちろんのこと、都市景観の美化、ファッション化の面からも素材表面処理のニーズは益々高まっています。
「吉川工業株式会社 表面処理事業部」は溶射&電気メッキ&硬質肉盛&特殊樹脂塗装を主体とし、技術の進歩と品質の充実にむけて挑戦を続けています。
種々のエネルギー源によって、溶融あるいはそれに近い状態に加熱した溶射材料の、粉末あるいは線材、棒材の溶融粒子を加速して、基材面に高速で衝突、積層させ皮膜を形成する表面改質法の一つです。
■広範囲な素材に施工でき、用途に応じ多種材料を選定できます。
■対象物の寸法に殆ど制限がなく、現地施工もできます。
■素材に対し、熱影響による歪みが発生し難い。
■皮膜内の気孔の存在により、耐熱衝撃性、含浸性が付与されます。
■溶接の様に、無気孔皮膜の作製も可能です。
■素材の再利用が可能で、補修費の低減に効果があります。
溶射法は、溶射材料を溶融させるエネルギーの種類によって、あるいは溶射材料の形態(粉末、溶線、溶棒)によって下記のように分類されます。
| 各種溶射法 | 特 徴 | 溶射材料 | 基材温度 の上昇 (通常施工時) |
気孔率 | 皮膜厚 |
| フレーム溶射 | 酸素・アセチレンを熱源。 可搬性に富み、現地溶射が可能。 |
各種鉄金属、非鉄金属。 粉末・ロッド式によりセラミックスも溶射可能。 |
100度程度 | 5~10% | ・金属 数mmまで ・セラミックス 400µ以下 |
| アーク溶射 | 電気を熱源にして、圧縮空気を用い、吹き付ける。 | 各種鉄金属、非鉄金属。 | 100度程度 | 5~10% | ・金属 数mmまで |
| 大気プラズマ 溶射 |
アルゴン、窒素、水素ガスをプラズマ状態にし、 得られる高温フレームにより高融点セラミックスを溶融させる。 |
各種セラミックス、 粉末金属、 サーメット |
200度程度 | 5%程度 | ・100~1000µm |
| 高速フレーム 溶射 (HVOF) |
酸素、プロピレンを熱源。 圧縮空気により材料を供給。 得られた超高速のフレームにより 高い密着力と低い気孔率皮膜を形成させる。 |
各種金属、 各種サーメット、 セラミックス |
400度以下 | 1%以下 | ・max400µ程度 |
| 自溶性合金 溶射 (SFA) |
予め溶射した皮膜を 1000度以下の加熱処理(フュージング)より、 無気孔皮膜を得る。 |
ニッケル基自溶性合金 コバルト基自溶性合金 |
フュージング 温度まで上昇 (1000~1100度) |
≈ 0% | ・500~1500µm |
各溶射法の粒子速度と
作動ガス温度の関係図
| 用 途 | 対応機能 | 溶射材料 | 主な適用事例 |
| 耐摩耗 | 凝着摩耗 | 自溶合金、タングステンカーバイド | 各種ロール、ローラー、軸受、プランジャー |
| 研削摩耗 | 自溶合金、タングステンカーバイド | 水中ポンプ、インペラー | |
| 腐食摩耗 | クロミア、アルミナ、自溶合金、Ni-Cr | 化学用ポンプスリーブ、メカニカルシーリング | |
| 防食 | 一般防食 | 亜鉛、アルミ、亜鉛-マグネシウム | 水管橋、タンク、海洋構造物 |
| 高温耐食 | ジルコニア、MCrAlY、クロムカーバイド、Ni-Cr | 熱交換器部品、ボイラーチューブ、焼却設備 | |
| 化学腐食 | クロミア、アルミナ、ハステロイ、自溶合金 | 化学薬品タンク、化学薬品攪拌機部品 | |
| 耐・断熱 | 耐熱 | ジルコニア | マッドガンノズル、保温カバー |
| その他 | 景観 | アルミナ、クロミア、ジルコニア | マンホール、外装材 |
| 電気絶縁 | アルミナ | 軸受、ボルト | |
| 耐溶融金属 | アルミナ、アルミナシリカ | ポットロール、塗型 |
溶射による表面処理膜厚は、メッキや溶接肉盛の中間に位置し、0.1mm~数mmの成膜が可能です。また、溶射材料や溶射法によってもその膜厚は異なります。